
瞼の重い感覚を取るために、前稿で説明した減量以外に、開瞼抵抗の除去が必要であることを解説します。
左図のように低位横走靭帯・挙筋腱膜外側角(淡緑色矢印)を離断せずに瞼を引き上げると、内部の開瞼抵抗が残り、瞼が重いままとなります。

低位横走靭帯・挙筋腱膜外側角(淡緑色矢印)を離断することで、内部の開瞼抵抗が除去され、軽く瞼が開くようになります。一重瞼の場合、蒙古ヒダ~上眼瞼皺壁(肌色矢印)の切除を行わないと、外部の開瞼抵抗が残り、目頭が引きつれた感覚が残ります。また内側の睫毛が内反してしまいます。形態的には奥二重になります。

蒙古ヒダ~上眼瞼皺壁(肌色矢印)の切除を追加することで、外部の開瞼抵抗も除去され、引きつれ感も取れ、睫毛も外反し、平行型の二重瞼が形成されます。(maha28510101002538)